2017年9月1日にリリースが出て設立となった新会社「LINE TICKET株式会社」がようやく1年の時を経て実際に動き始めるようです。
LINEチケットが2018年秋にサービス開始
今年の春くらいから、実際に大きめのライブやフェスの主催者方面からは「LINEチケットが営業に来てたよ」なんてお話をお聞きしていたので、いつ発表になるのかなとは思っていましたが、このタイミングで諸々の準備が整ったという事でしょう。
もはや社会インフラとも言えるくらいに浸透しているLINEというサービスですし、上場している会社なので、ちゃんと各社や二次流通に関する防止措置の対応もしっかりやってますと、業界各社や様々な協会・団体にも話を通してあるんだと思われます。(じゃなきゃローンチできないだろうし)
という訳で、個人的に5年ほど電子チケットのお仕事をしているし、この業界が盛り上がって紙チケットが過去のもの(それでも少しは残って欲しいけど)となっていったらもっと色々と便利になって嬉しいなーとか思ってます。
他の電子チケットサービスはどうなるんだろう
チケットぴあやQuickTicketなど「購入したチケットをLINEに送る」機能をウリの1つにしていた電子チケットサービスは地味に痛そうな。主催者に営業をしても「それならLINEでよくない?」なんて言われてしまいそう。
LINEの規模から考えると電子チケットサービスと言っても中小規模のイベントじゃなくて400~500人以上キャパの大きめのイベントを中心に売っていくんじゃないかなと予想。
そうなるとやっぱり「チケットぴあ」「ローソンチケット」「イープラス(e+)」などプレイガイドがメインの競合となるのかな。楽天チケットとかきつそうだなぁ。
チケット券売は手数料ビジネスなので、中長期で考えるとシェアを高めていくしかないと思っていて、まだ「便利」というメリットは市場に伝わっていないので、まずはその部分を訴求しながら、全方位で頑張って欲しいなと思います。