すでにWebサイトのローカライズは完了していました。
オランダ・アムステルダムの企業で社員は150人。すでにバルセロナ、パリ、ウィーン、ローマ、ニューヨーク、サンフランシスコ、ロンドンなど欧米各国の主要な(エンタメや文化施設、テーマパークなどがある)都市に拠点を構えている。
テーマパークや美術館・博物館向け電子チケット
この電子チケットサービスの主要ターゲットは、テーマパークや美術館、博物館向けでシンプルに入場券として使えるのが強み。すでに日本ではこの分野、ジャンルはパスマーケットやアソビュー、PassMe!(JTB)、EMTGなどが先行しており、実際に稼働しているが売り上げ規模でも「紙チケットを完全に置き換えた」と言える状況にはなっていない。
実際、Tiqetsの累計利用者数も900万人とのことで、1年当たりで見ると140万人とそれほど多くはなく、これだけであれば日本向けにかゆいところに手が届く(地味に高機能化)ドメスティックな電子チケットの牙城を崩せるとは思わなかっただろう。
Tiqetsの強み
ではTiqetsの強み、注目するべきポイントはどこだろうか。
それは「ベルトラ」との連携がすでに固まっているということだろう。 VELTRA(ベルトラ)は海外旅行時の現地オプショナルツアーを専門に取り扱う旅行業を生業とした会社で、公式サイトでは14000種類以上のツアーがあると記載されている。
2004年からこのサービスは稼働し(初期は「Alan1.net」というサービス名)、2012年に現在のベルトラとなったが、15年も運営しているとなれば、一定以上のユーザー認知があると考えていいだろう。その海外顧客が日本旅行を行う際にどこまで使用するか?
という部分が最大のポイントだろう。
ちなみに昨年マザーズにも上場している。
このTiqetsとベルトラの2社は2018年9月から東京と大阪で日本進出に向けた準備を進めていたようで、東京国立近代美術館など、50施設以上とすでに契約を締結しており、年末までに100施設以上に達するそうだ。
ここについてはすでに他社のチケットサービスを導入しているかどうか? が気になるところだが、続報を待ちつつ使ってみたいと思う。
電子チケットの受付用ドングルやチェックなどはどのようになっているのだろうか?
また、iOSとandroidのアプリも評価が高く各国で使われている。ローカライズさえしっかりできれば一定の存在感には到達するだろう。
参照:Tiqets
旅行にはモバイルバッテリーやトラベルポーチが必須