2016年11月12日(土)から2017年3月31日まで、銀座の数寄屋橋交差点前のソニービルにて、70周年を迎えるSONYの今までを振り返る『It’s a sony展』が開催されています。
って事で早速初日の11月12日に行ってきました。
これはソニービルが建て替え前に行われるイベントなので、会期終了後にはこの姿は見られなくなってしまいます。リニューアル後は『銀座ソニーパーク』となるらしい。
1階から花びら構造のソニービル内のフロアを少しずつ上がっていきながら展示を見ていくスタイルで、SONY創業当時の『東京通信工業株式会社』時代の物から写真と製品で、まさにSONYと日本の物づくりの歴史を追体験していくように感じます。
It’s a Sony展を写真で振り返る
ここからは製品を写真でどうぞ。前半は色々な有名人が思い出のSONY製品を振り返っているので、以下に写真にもそれぞれコメントが付いていますが、それはぜひ現場で読んでみてください!
ヘッドマウントディスプレイにも電池ボックスが有線で繋がっていた時代。
これぞ、THE カセットテープ
作品の編集がアーティスト自身でもできるように、デジタルビデオカメラ。
こんなでかいラジカセがクールだった時代がありました。
ウォークマンやDATにも色々なタイプが。
MDプレーヤーは寿命が短かったけど存在感ある製品。
PCとビデオカメラがあれば編集が自分でできるように。
SONY製のタイプライター
東京通信工業株式会社の創業当時
創業者の盛田昭夫さんと井深大さんの腕相撲、胸が熱くなります。
1950年代から1970年代までのSONY
テープレコーダーにも色々なデザインとサイズの物が。
トランジスタラジオ
マイク。手前に見えるのはC-37Aで、漫才などで使われる通称「サンパチマイク」と呼ばれるマイクの1世代前の型式。
大きなテープレコーダーも徐々に小さくなっていきます。
1955年からSONYのロゴも徐々に変わっていき、現在の物は1973年から40年以上使われています。
ロゴはデザインも緻密に作られている。
8ミリビデオ
ラジオとカセットとテレビが1台に融合したとんでもないマシン、ジャッカルの登場
正面から見たジャッカル。カッコいい。
斜めから見たジャッカル。上部にカセット、正面にラジオとテレビ、側面にスピーカーがあります。でかい。
ソニーミュージックの歴史とPVも。
テープレコーダーが家庭用にもなってきた頃。
電話じゃないです、トランシーバーなのです。
これもラジオ。1970年代中期のこの頃にはかなりコンパクトになってきました。
ここからは1980年代のSONY
まずはウォークマンの歴史です。左側から右に向かって新しくなります。
ウォークマンの歴史を振り返る中、Jリーグとコラボして各チーム分があったウォークマン。これは浦和レッズデザイン。
菊永が持っていた、当時5万円強した1台で録音・再生ができるMDレコーダープレーヤー。青春が詰まっている。。。
手前にも時代の名機が陳列されています。触っちゃだめだけどこんな至近距離で見られる幸せ。
8ミリビデオのサイズも小型化、旅行に持っていけるサイズに。
この頃は小型化を表現するのに「パスポートサイズ」という言葉がよく使われていました。CMには浅野温子さんが出ていたのかな。
これがVHSとのスタンダード争いに敗れた「ベータ」のビデオカメラ。SONYはとにかく囲い込みのような、デファクトスタンダード作りに邁進していた気がします。(現在もメモリースティックはSDカードに劣勢を強いられている)
こちらはどんどん小型化するビデオプレーヤーやラジカセ。菊永にも記憶のある製品ばかりです。
記録メディアの変遷、磁気テープからカセットテープ、DAT、CDにMD、フラッシュメモリーへと繋がっていきます。
ウォークマンの歴史の後半、覚えているという人も多いかも。
ワープロも出てきました。
これがSONYのパソコン。画面上部にはテレビにもブランドが残る「TRINITRON」の文字が見えますね。
やってきました携帯電話。これはもう90年代でしょうか。
ラジオなど屋外での録音などよくDAT(ダット)が使われていたけど、こんなに小さくなっていたんですねー。
これはなんだろう、録音機材のようだけど、何か分からず。。。
子供向け製品が出るまでに身近になってきた製品群。
80~90年代はこれがミニコンポと呼ばれていた時代でした。
ついにAIBOが登場、これは開発途中の試作機。
AIBOが誕生。
かわいい新型AIBOも。
AIBOケースのデザインが斬新。
この頃はほとんどがデジタルに。デジタルマイクロレコーダー。
パスポートサイズのデジタルビデオ、菊永も(型違いを)持っていました。
SONYはデジタルカメラでも色々な形で攻めていました。
フラットなブラウン管テレビと言えばSONY。ブラウン管から薄型の液晶やプラズマへの移行期間に発売されたため、そんなに売れていないような気がする。
1990年~2000年
初代プレイステーションが登場、菊永家にもありまして、たくさんのゲームをした記憶が。当時は保存用のメモリーカードもあって、ロード時間も長かったんだよなぁ。でもスーパーファミコンから画像が各段に綺麗になっていた。
プレイステーション2になり「ポリゴン」という言葉が過去のものに。テレビもより薄くなってきています。
プレイステーション3が発売、この頃はほぼ全てが薄型液晶テレビの時代に。
ゲームハードのサイクルも短くなる中で、薄型のプレイステーション2やプレイステーション3など、デザインと価格を下げて長期間の販売をしていた頃。
限定のゴールド版初代プレイステーション
ソニーの液晶は本当にきれいでみんな見入ってしまう。
近くで見ても綺麗でスクリーンのような液晶。
プレイステーションコーナーはコントローラーのボタンになっています。
そういえば、Instagramなどでハッシュタグを付けて投稿すると、オリジナルステッカーが貰えますよ。(貰い忘れたから今度また行こう!)
そういえばプレイステーションにも色々なサイズが出ていました。
PSPGOもあったなぁ、2009年発売ってもう7年も前なのか。
デジタルHDDレコーダー
AIBOやQRIOといったSONYのロボット群。
デザインだけでなく音響などの機能も搭載されたテレビ。
1回500円のガチャガチャは売り切れていました。。。(17時頃)
これはフロッピーディスク型のポーチ
カセットテープ型のポーチ
SONYのTシャツは各ブランドが勢ぞろい。
MiniDiskやウォークマンのTシャツが欲しい。。。
最後にアンケートに答えると、ソニービルデザインのステッカーももらえますよ。
ちなみに、さらに上に行くとソニービルのリニューアル後にどんな場所になるのか、スケジュールと未来予想図のような模型も展示してあるので、そちらも楽しいですよ。
長くなりましたが、以上です!
全体の730点の展示のうち半分以下だし、写真だけじゃ伝わらない感動ってたくさんあると思うので、ぜひ近くの方も遠方の方も、来年の3月31日までやっているので見に行ってください!
あ、来年の2月12日までが前半で、2月17日から3月31日は後半で別の展示もあるそうなので、最低2回は行きましょう☆
なんだかんだでSONY製品は自分の生活にもたくさん存在していたんだなぁ。
It’s a Sony展 イベント概要
住所:東京都中央区銀座5-3-1
電話:TEL:03-3573-2371(代表番号)/ (営業時間 11:00~19:00)
料金:入場無料
期間:2016年11月12日(土)~2017年3月31日(金)(全138日間)
【前半】 2016年11月12日(土)~2017年2月12日(日)
【後半】 2017年 2月17日(金)~2017年3月31日(金)
※2017年1月1日(日)・2月20日(月)はソニービル全館休館
時間:11:00~19:00
※2016年12月31日(土)・2017年1月2日(月)・1月3日(火)は11:00~18:00の営業
リニューアル後は銀座ソニーパークとなる。