「決済できるソーシャルイベントプラットフォーム」と銘打ってサービスを展開していた『Zusaar』が2016年6月30日をもってサービス終了との発表を行った。
電子チケット、ソーシャルチケット、デジタルチケットなど呼び名が数パターンあるが、どれも決済ができるサービスのため、2011年という早い時期にサービスをスタートさせたものの、決済方法がPayPalのみなのか、早すぎたのか、営業が足りなかったのか、特徴らしい特徴を示せないままにサービス終了となった。
すでに新規イベントの作成は停止しており、6月30日以降に全てのデータが破棄される。
後発のイベント・チケットサービスの開発力に、差別化ポイントを全てクリアされていってしまったので仕方ないと言えば仕方ないか。
イベント・電子チケット関連サービスの中ではリクルートの「イベントアテンド(eventATND)」に続き2つ目のサービス停止となる。
残った各社のサービスとその特徴を見てみると
◯Peatix(セミナーなどを中心にライトなイベントが多数、イベント数は恐らく最多)
◯DMM.E(元Tixeeだが、日テレ系列から紆余曲折を経てDMM名義で大きいイベントをどのくらい取り扱えるか?)
◯LivePocket(Avexの知見を活かし音楽やライブ、お笑い、エンタメに強い高機能な電子チケット)
◯connpass(エンジニア、IT系に特化したジャンルでの開催数が最多)
◯イベントレジスト(大規模なセミナーや業界勉強会などのイベントが中心)
これ以外もあるけど、とりあえず割愛します。
改めて、Webサービスはハッキリとターゲットと機能がすぐに分かるような見せ方と使い方が重要だなと感じました。頑張ろう。
ちなみに、そんな中乗り換えを狙ったPeatixは引っ越し向けのイベントデータ意向サービスを展開しているようです。
「Zusaar」からの引っ越し初回無料&イベントデータ移行します
確かにユーザー層的にはちょうどいいのかもしれないですね。
【参考情報】
出典:サービス終了のお知らせ