Peatix(ピーティックス)と共に日本の電子チケット黎明期からサービスを展開していたtixee(ティクシー)がサービス終了を発表した。
tixeeを運営するLive Styles 株式会社は、松田晋之介氏がCEOとして展開していたが、いつの間にか代表取締役が市村昭宏氏にバトンタッチ。その際、対外的には何のアナウンスも無かったと記憶している。日本テレビが資本を投下しコンテンツを拡充するも利用者が伸びなかったのか、DMMが買収し「DMM.E」としてデザインだけ変えて並行稼働していた。
今回はそれが正式にDMM.Eの一本に絞られた結果ということだろう。
昨年10月20日にtixeeからリリースされたお出かけメディア「g2g」もすでにサービスを終了したようで、サイトにはアクセスできなくなっている。
これを考えると、DMM.Eが買収した時点でここまでのロードマップはほぼ確定していたのかもしれない。
すでに公式サイト上でも発表されているが、トップページ内にも【重要】tixeeサービス終了のお知らせとして2017年1月27日(金)をもって終了すると公開されている。
今後のスケジュールだが、10月31日(来週月曜だ)に新規イベントの作成が終了となるが、それまでに作成されたイベントの販売や管理機能は引き続き使えるとしている。
チケット購入者についても、来年1月28日以降はアプリも利用できないため、その際はtixeeboxへの移行が可能とのこと。詳細はオフィシャルサイトをチェックしてみて欲しい。
引き継ぎについてはDMM.Eを利用くださいとアナウンスされている。またtixeeboxへ集中するということだろうか。今後のLive Styles 株式会社の動向にも注目が集まる。
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