比較的キャパが大きいイベントなどで使われている電子チケットサービスのイベントレジストが、新機能として注目されている顔認証機能「KAOPASS」をスタートさせました。アドテック東京や有楽町の東京国際フォーラムやビッグサイトなどで使われているのを見たことがありますが、QRコードの認証がちょっと他社より遅い印象を受けていますが、KAOPASSは本当に顔パス出来るんでしょうか。
新しい顔認証システムKAOPASS
技術時代はNECの顔認証クラウドサービス(NeoFace Cloud)を使って、それをシステムに組み込んでいるようですが、精度はどのくらいなんでしょうか。
顔認証と言えば大手プレイガイドの裏方としてチケット配券の事業を行っているテイパーズ社も導入しており、そちらは最初に登録した顔とSuicaのようにカードをピッと認証させてゲートを歩いて通過するとそれだけで顔認証が可能という技術が、2017年春には導入されていました。
それはもう駅の自動改札と同じようなスピード感で使用できたので、あとはイベント主催者側や事務所などの金額的な負担がどの程度なのか? という問題さえクリアできれば導入は進みそうです。
NECは2016年頃にも空港などで実証実験を行っていたので、同等程度には仕上げてきていると思いますが、このオフィシャル映像だと一瞬立ち止まってから認証しているようなので、テイパーズよりちょっと劣るかな? という気も。
KAOPASS(カオパス)のイメージ映像
KAOPASSを導入して8月に開催した「BACKSTAGE2018」には行けなかったのですが、体験できる機会があれば是非使ってみたいところ。
個人的には入場料単価の高いイベントじゃないと導入は難しいかな? という気はしています。BACKSTAGEも学生は2,000円でしたが、基本が1万円でしたし。
あとはこんな意見も。
KAOPASSっていうNECさんの顔認証システムを体験したんだけど、まず認識するためにタッチパネル触らないといけないっていうの面倒だなと思ったのと、端末が私の身長よりだいぶ高くて目より上くらいしか映ってなかったw けど、ちゃんと認識してた。#CXDIVE
— nao* (@upsetters) September 4, 2018
進化すればますます未来感が増して楽しみだけど、紙チケットがQRコードになり、その次は顔認証・顔パスが標準になるのか、もっと複製や転売がしづらく便利な技術に置き換わるのか、引き続き見ていきたいと思います。