2018年12月1日に、電子チケットサービスのeverevo(イベレボ)がサービスリニューアルを行うとともに、一部料金・手数料の変更を実施すると発表した。
(everevo)
変更するのは「クレジット決済の支払手数料」で、現在の「チケット代金の2.9%+30円」(税抜き:10円単位切上) から、以下のように変更となる。
チケット代金の3.24% (税抜き:10円単位切上)
対象チケット:2018年12月1日以降に決済する全チケット
1,000円のチケットを100枚販売した場合、以前の手数料では5,900円だが、新手数料では3,240円と割安となる。チケット単価が上がるほど割安分は小さくなる。
電子チケットサービスの中では先発組で、SNSでのシェアのしやすさもあり、エンジニアなどIT、Web業界で使われることが多かったイベレボだが、Peatixやイベレジを前に苦戦が続いていると思われる。少なくともこの5年間、公式サイトのロゴから「β ver.」という文字が取れたことはなく、何かしらのテコ入れが必要なタイミングだったのだろうか。オフィシャルサイトも更新ができていないページもあるのが気になる。
また、everevoのトップページから姉妹サービス「everevo Ad」にもリンクされているが(表記はイベントクリエイトのまま)、これはイベントに参加する可能性のありそうなユーザーに向けてプッシュでメールなどを配信できる広告システムで、こちらとの両輪での運営となっているようです。
運営元のソーシャルワイヤー株式会社。。。あれ?
今気づいたけど、いつの間にか事業譲渡されているようです。知らなかった。2018年3月1日のリリースで発表されていました。株式会社ネットスケットからソーシャルワイヤー株式会社へ。
やはり手数料5%(もしくはそれ以下)での事業を継続するのは非常に難しいことを感じさせます。チケット流通が月間1億でも「売上」が500万かそれ以下では、人月的にも3~4人しか稼働させられないですしね。
今後も電子チケット事業の再編は進みそうですし、2019年からは大手プレイガイドとも全力でぶつかり合うような戦場になりそうな予感です。