チケットキャンプが市場からいなくなったその後釜としてアクセスが増えているチケット流通センターやViagogoに続き、StubHub(スタブハブ)も日本での存在感を増している。
特にViagogoは鹿島アントラーズなど公式の二次流通として展開していたが、StubHubはサッカーJリーグのセレッソ大阪やFC東京のオフィシャルマーケットプレイスとして展開しているようだ。
viagogoのチケットは大丈夫? 日本の二次流通・転売チケット市場の現在
すでにチケットキャンプの実績により市場規模がほぼ顕在化しており、予算の算定がしやすいこともあり、またチケットのマーケティングはマッチングという考え方と親和性があるため、SNSを使うのは理にかなっている。
またGoogleなど検索エンジン上でのリスティング広告の出稿も行っており積極的に予算を投下しているようだ。
StubHub(スタブハブ)の広告
以下は実際にFacebookのタイムラインに表示された広告である。
NBAのチケットも日本から買える。
ヨーロッパサッカーのチケットも購入できる。
もちろんライブチケットの購入も可能。
イベントチケットならStubHub(スタブハブ)
また、Instagramではちょうどグランドスラムである全仏オープンが開催されているからか、ウインブルドンのチケット購入を煽りに入れた広告が出稿されている。
チケットのリセール、マーケットプレイス、二次流通はどうなる
チケットぴあが新チケット券売システムを作っているという情報も聞こえてくるが、まだ日本では二次流通のマーケットプレイスとプレイガイド(ぴあ、ローソンチケット、イープラス)など各チケットサービスがシームレスに繋がっている事例は見当たらない。
そのためそのギャップを取りに各リセール、マーケットプレイスサービスが間を取りに来ているのだが、高額転売の問題をクリアに出来たとしても将来像はどうなるのだろうか。
元々チケットサービスは手数料ビジネスでプレイガイドは人員を多く配置しなければならず利幅も大きくないため、二次流通マーケットを整備することで、手数料をより受け取ることは出来るだろうが、ユーザー、主催者、サービスのバランスや事前の準備などまだ山積している。
Webサイトの購入導線やUI/UXも複雑なシステムに引っ張られて改善もイノベーションも難しいが、次のシェアを握るのはどこになるのだろうか。