「あれ、俺がやったんだよ」
あれ俺詐欺とは
「あれは俺がやったんだよ」と言いながら、チームやプロジェクトにメンバーとして参加していただけ、もしくは名ばかり管理職など実務的なことが分からないにも関わらず実績として語り、いざその能力を期待してプロジェクトの中心にアサインしてみたら何も分からず出来ず動けない人間を指す言葉。
IT・Web、アプリ業界で多数見かけるのはなんででしょうか。
ITやWebはまだ若い業界なので、社内で新しく事業部、プロジェクト、チームとして立ち上げるにしても管理するポジションの人がいない場合が多い。
そういう時、会社として推進するには管理職が必要となります。
とは言っても、上の世代で新しいITやWebについての知識や経験が豊富な人ってなかなかいません。なのでスキルや経験やなんとなく、押し付けという消去法でそのポジションが決まっていきます。
そうすると、バリバリに現役で動く現場と、よく分からないけど会社の意向を伝えて報告を受けるだけの管理職という構図になります。
プロデューサーとして全体の進捗管理や事業としての収益性、方向性の決定などなどを勘案するのもディレクターに振りかかる。
ここでいう管理職は「社内で他にやる仕事が少ないためポジションを与えられる」というパターンもあり、社内政治という観点からも仕事の能力からも下の人達が不遇です。
しかし、パッと見で誰もがアサインされたくないプロジェクトに限って、各自が本来の業務を超えてタスク兼任のフルスタック化し、死の淵から蘇ってスーパーサイヤ人となるかのように能力を発揮してプロジェクトが成功することがあります。
その結果メンバーの個人スキルや知見が激上がりしたのと比例するように、なにもしてない管理職の架空の実績も積み上がっていきます。
これを2~3回やれば立派なアレオレ詐欺犯の完成。
そういった人が諸々の理由で色々な会社に流出した結果、詐欺に引っかかる人が出てくるんですね。
参考1:消滅会社 AppBankGAMESを終えて・ゲーム作りで大事なこと
参考2:AppBankからenishに熱い何事かが吹き荒れ騒ぎが拡大→(追記)元関係者から真相が暴露されるの巻→(追記)消されたのでこの辺に魚拓でも置いておきますねの巻
参考3:元APPBANK GAMESの「岩崎啓眞」さん、ENISHの執行役員になってたでござる