『編集』を題材にした本が増えてきたので比較してみた

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メディアを運営する上で必要なのが『編集』という仕事。

記事を書くことが出来る人はたくさんいます、それこそ価格破壊が起きるほどに。(レベルは玉石混交だけど) というか、Webやインターネットのおかげで今まで「ライター」と言えなかったレベルの人間まで「ライター」と名乗ることができるようになりました。

それもこれも、利益を上げるために各社がWebメディアを乱立させ、ライターや編集者の数に対してWebメディアの割合が多すぎる状況になったため、スキル関係なくライターと名のれる状況に。。。粗製乱造な【質より量】から【量より質】への転換がハイスピードで起こりました。

仕事に追われるWebメディアの編集者

これから生き残れる人は『書くスキル』だけじゃなく『編集するスキル』が必須でしょう。メディアに合わせてテイストを書き分けたり、『書きたい記事』ではなく『読まれる記事』を理解して書けたり。それができないと文字単価1~3円、記事単価2,000円~3,000円の壁を超えるのに苦労するでしょう。

というわけで、Webでの編集者不足により『誰かに教えてもらう』環境の少なさもあり、自分で勉強する必要、つまり自分で勉強してレベルアップできる人間が生き残ると言える状況なので、そのために良さそうな本を紹介します。

前置きが長くなりましたが。

はじめての編集

2012年発売と日本のWebメディアが増え始める直前のタイミングで書籍向けの内容も多いが、本質的な部分は媒体の形式を問わず通用すると感じる。編集者として必要になる知識が広い範囲で取り上げられているので、ふとした時に読み返したくなる入門書。

圏外編集者

都築 響一さんが自身の編集者としての人生でどうやって取材し、本を作ってきたか?をまとめた著作。流行に左右されずに「自分の視点」だけを頼りに生きてきた編集者の力強さを感じる。

編集者として「視点」や「気づき」「好奇心」の大切さを思い返される。特にPV偏重のWebの世界では数字が稼げる方に寄りがちだが、量より質への転換スピードも激しい現在は、こういった視点で取材をして文章にまとめられる人間が必要になってくるんだろう。

働く、編集者―これで御代をいただきます。

9年前に発売された少し古い本ながら、編集者としての「生き方とは働き方」とまで昇華させた非常に濃い本。「書籍」という形で出版するために行う全てが書かれている。

「もの書きと編集者との関係」から始まり、フリーマガジン編集との違い、ネットと雑誌の位置など記し、その舞台を「事件現場」として集約される「法廷」へと移す。現在規制されている「法廷写真撮影」秘話などを著し、若者が実際に傍聴し書いた「裁判傍聴記」を添削する。「成否を握るタイトルセンス」「プロ編集者が遭遇するトラブルへの対処」、そして最後に「週刊朝日」編集長との対談を掲載。編集という仕事の厳しさと面白さを堪能させてくれる一冊だ。

という紹介文だけでも重さが伝わってくる。『編集という仕事でお金をもらって生きていくには』とも言い換えられる、決してテクニックや机上の論理ではない世界が垣間見れる。

職業としての「編集者」

『ビジネス書籍を作る』という方向性に特化しているので、そういう視点で読めば参考になるポイントは多数ある。ただ、Webよりも障壁やルールの多い書籍で役立つ内容なので、これが理解できた上でWebの編集としてもスキルを詰めば、競争が激しくなっていくWeb業界でも必要とされる編集者となれるとおもいます。

他の本を読んで、他にも何か読みたい人にいいと思う。

もうちょっと軽い感じで読める編集者、ライターのための本

カフェでも仕事をする編集者の茜さや

もう少しライトな感じがよければ、この記事に出てる2冊がオススメです。

ライターやるならまず読むといい2冊(未経験~編集者にもオススメ)

これからの編集者はライターとしての仕事もできて、さらにいつでもどこでもハイスピードで書いていくスキルが必要になっていくので、本当にノマドのようになっていくようですね。

菊永も消費されないような文章を書けるように頑張っていきたいとおもいます。

ソラトニワで書いている記事はこちら

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